2008年03月20日 22:08
今回ここで説明する方法は、非常に大雑把な方法です。
短縮率や、調整等しち面倒くさいことを言うと、せっかく簡単に
実用的なアンテナを自作できるスリーブアンテナのメリットが
なくなってしまうためあえてそういう細かいことは言いません。
細かいことにこだわりたい方は、各種文献を参考にしながら心行くまで
Deepにお楽しみください。
まず大まかな流れです。
①外皮をむく
②網線を折り返す
③中心線をちょっと剥く
④コネクタをつける
という流れです。
説明中の各写真はクリックすると大きな写真が表示されるようになっています。
まずは同軸ケーブルの外皮を剥きます。
同軸ケーブルは
5C-FBの場合
中心から
中心導(銅)線=>中心の絶縁体=>アルミ箔=>網線=>外皮
という、5重の構造になっています。
ここでは、カッター等で外皮だけに切れ目を入れて剥きます。
剥く長さは、端から15cmです。
参考
15cmとなる理由
外皮を剥く長さは4分の1波長になります。
簡素化した式では 波長(m)=300/周波数(Mhz)
となります。
地デジの放送周波数をまあ大雑把に捉えると約500MHz近辺
そこで 300/500(MHz)=0.6(m)
さらに0.6*4分の1=0.15(m)=15(cm)となります。
続いて先ほど剥いた外皮の下に隠れていた網線をまだ向いていない外皮の上にかぶせます。
まずはこんな感じにたるませて
続いて、先ほどの同軸ケーブルの中身の
中心絶縁体とアルミ箔の部分を剥きます。
ここで必ず剥かなければいけないのは、アルミ箔の部分です。
絶縁体の部分は気休め程度とでもいいましょうか。
私が試した範囲ではここを剥く&剥かないでは受信レベルに大差はなかったです。
こんな感じにニッパーではさんで、ぐいっと引く
標準的なF型コネクタの加工・取り付け方法です。
先ほどと同様に、外皮に切れ目を入れます。だいたい3cmぐらい?
次回実用編へ続きます。
なお質問等はコメント欄に記入いただければ可能な限り応えていきます。
メールでの個別対応は一切しませんのであしからず